2006.02.20 BORST NEWS フォームのお知らせ

blankrack.jpg皆様ご存知とは思いますが、去る2005年12月5日世界の80%のシェアーを誇るクラークフォーム社が突然廃業致しました。フォーム(サーフボードの心材)を作る工程に発生するTDIという有毒ガスの処理の仕方が、アメリカ環境庁の基準を満たす事が出来ず工場をストップ=閉鎖致しました。これにより、世界的に材料不足の状況にあります。
ボーストサーフボードも最高品質であるクラークフォームを使用しておりました。現在様々な代用のフォームが出てきていますが、クラークフォームの品質を超える材料は出ておりません。しかし、幻となったクラークフォームをシェーパー“クリス・ボースト”は奇跡的に100本以上押さえることに成功しました。これは他サーフボードメーカーにはありえないことです。
今後は数に限りはありますが、ボーストサーフボードはクラークフォーム製を使用していきます。生涯最後の希少なクラークフォームをぜひ手にして下さい。価格については材料不足や原油高など様々なコストが上がっており、値上げせざる得ない状況です。ご理解の程宜しく御願い致します。

★クラークフォームの特性★
クラークフォームが他のメーカーのフォームより優れていたのはファイバーグラスと樹脂とそのフォームの組み合わせにより高性能サーフボードに必要な適度なしなりが出せたことです。クラークで作られたボードはなめらかな乗り心地を実現させて、とくに波の面がばたばたしていてもその段差をボードが吸収して、安定した性能を生み出します。またボード自体のしなりが踏み込みをするサーファーにとっては非常に心地よく感じられ、またスピードもつけやすいボードができることでクラークの人気は過去の世界のサーフボードフォームのシェアを圧倒的に支配していました。

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